2007年12月31日

なんとか年越し。

はぁ、。あっという間の一年。
近年は開業して3年程で廃業する歯科医院が多いとか、、。
うちは開業して2年目。なんとか無事に年を越せそうです。
来年はどんな一年に成る事やら。
このブログは続けられるのかどうやら、、、。
だいたいこの手のブログって最初だけで続かないんだよなぁ、、。

まぁ、頑張ろっと。
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2007年12月29日

ラバーダムとは、。

欧米ではラバーダム等をするのは当然で、米国でラバーダムをやらないで根管治療をしたらおそらく訴訟問題だよなぁ、、。

欧米では当然のラバーダム防湿が日本では殆ど使われる事がありません。
おそらく根本は保険診療では診療報酬が低過ぎるのが原因。

外国では訴訟になるかもしれない事を平然と日本では行われている現状はなんとか変えられないものかと、。

なんとかならないものですかねぇ、、、。

欧米で根の治療を受けられた患者さんに話を聞くと、日本のこの状況に驚かれます。
それとともに、マイクロスコープで欧米の様な根の治療をしているうちの治療費の安さにまた驚かれます、、、驚かれても、、、だって保険診療ではマイクロスコープを使おうが、使うまいが、治療費は同じですから、。


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2007年12月28日

嫌われ者

うちの医院に来る患者さんは海外に転勤や出張される方がよく来られるので海外の歯科事情について話を聞く事があります。欧米では日本とは違い予防の考え方が徹底していて定期検診を受ける人は多いようです。
でも、、、、、日本では、、痛くなってから、、何かあってから、、、て考え方が多いんですよね。
まぁ、痛いとか歯科のイメージが最悪ですもんね、、。

患者さんに「大嫌いです!!!!」と初対面で言われるのが日常で当たり前だし、、もうやだ〜(悲しい顔) 結構凹むんですよバッド(下向き矢印)

嫌いのナノはすごくよく分かります。僕も治療されるのは大嫌いです(^^;) でも、なんとか治療に来てもらって一生自分の歯で生活出来るようになってもらいたいと願ってます。自分の歯で一生が過ごせたら、これからの人生で悩みが一つ減りますよ。








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2007年12月27日

良い歯科医師とは、

少しでも上手くなろうと日々頑張ってます。この世界は一生勉強。
うまく行かないときもあった。
怒って帰った人もいる。
僕ではなく他のDrだったら上手く出来たかもしれないと悩む事もある。。。

一人一人の患者さんにベストを尽くすしか無いと思う。
ベストを尽くす為にマイクロスコープを使おうと思った。
自分が治療した患者さんの歯は一生もって欲しいと心から願ってます。


良い歯科医師とはどんな人なのでしょうか?

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2007年12月26日

早けりゃ良い

勤務医時代、治療は早いほうが良いと思っていたときがあった。

昔、ある歯科医院に見学に行ったとき。
「君は6番の抜髄(歯の神経を取る治療)は何分で出来るの?」と聞かれ、、、。
「30分です。」と答えたのだけれども「僕は15分だよ。」と言われて、この先生凄い腕があると思ってた。そんなDrになりたい。早く治療の出来るDrが良いDrと思ってた。

マイクロスコープを使っている今、僕は到底そんな時間では出来ない。

正直、、1時間はかかります。。ふらふら
一本の歯に15分で終わろうが1時間もかけようが、、保険診療での診療報酬は同じ。


本当の治療とは何なのでしょう、、。



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2007年12月25日

マイクロスコープで何が見えるのか

僕が使っているマイクロスコープは日本の歯科業界においてはまだまだ認識されてないんです。。ふらふら
歯科医院での普及率もたったの1%とか2〜3%ぐらいと言われています。
テレビで脳外科の手術風景にマイクロスコープが出てきますが、僕が使っているものと基本的にレンズとかの光学系は全く同じものです。

マイクロスコープで拡大すると、肉眼では到底見る事ができなかったものが沢山見えてきます。
僕のマイクロスコープは約20倍程まで拡大できるのですが、普段は10倍前後で見る事が多いです。
そうすると肉眼での治療と比較して単純に面積比では10×10=100倍もの情報が目に飛び込んでくる事になります。

なんともまぁ実に恐ろしい世界、。
正直あまりにも情報量が莫大になるので慣れるまでが大変でした、、、ふらふら

マイクロスコープで僕は歯科治療の概念が全く変わりました。


で、、、
肉眼では見落としがちな歯と歯の間の虫歯でも比較的初期の段階で確認する事ができるんですよ。特に初期の虫歯を発見して治療する際は歯を切削する量はかなり少なくなるんですよね。
そうすると、歯科医師が見てもぱっと見ただけでは治したかどうか分からないくらいの治療をする事もできたりします。

そして、、、マイクロスコープが最大の効果を発揮するのが根管治療という虫歯が大きくて歯神経を取るような治療や、神経を取って治療した歯が細菌感染によって炎症を起こした場合の治療です。
マイクロスコープで治療をする事が当たり前になってしまうともうこれなしでは僕には根管治療は出来ないです。。
肉眼では殆ど見る事ができなかった歯の根の状態が良く見えるんですよ。
見えるので後は感染源となっているものを丁寧に除去をすれば良いだけ。

マイクロスコープ下の根管治療についての詳しい事はこちらに載っています。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060329ik01.htm


脳外科等の医科領域ではマイクロスコープを使う事で飛躍的に進歩しました。
歯科だってマイクロスコープを使う事で飛躍的に進歩するはずパンチ
僕はそれを信じて毎日治療しています。
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2007年12月24日

慌てず、ゆっくり、早く、おまけに丁寧に。

「慌てず、ゆっくり、早く、おまけに丁寧に」というのが僕の診療スタイルです。

意味不明。。。ですねもうやだ〜(悲しい顔)


これは僕が中学高校時代(私立だったもんで中高一貫でした)に彫刻部に入ってまして、そこの顧問の先生が言っていた言葉です。ちょっと変わった先生だったんですけどね。いわゆる芸術家な先生でした。

正直、この言葉、、当時はもちろん意味不明でしたふらふら
「ゆっくり」と「早く」て矛盾してますし、、。

で、、今はこの言葉の意味がよく分かります。

最高のパフォーマンスを出す為には精神的な余裕が必要。
慌てるような精神状況ではとても0,数ミリの精度の治療は到底出来ない。
どんな状況でも慌てない精神の強さ、懐の大きさが大事なんです。

ゆっくり、、そして早く、、。

一つ一つの動作を確実に、、無駄の無い動きの事だと思いました。

ゴッドハンドと言われるDrの動作をみるとこの言葉の意味がよく分かるんですよ。
動作はゆっくりに見えるのですが、全く「ブレ」「迷い」がなく一つ一つの動作が的確で実に無駄が無い。。その結果として早く終わるんですよね。

「おまけに丁寧に」というのは「自惚れるな!」て事だと思います。

「人生」で失敗する時てのは自惚れている時が多いんですよね。
気の緩み、油断といいましょうか、、。

「生きる」て事はホント大変です。。


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2007年12月23日

歯科治療における、自費と保険の違い

「自費治療と保険診療とではどう違うのでしょう?」
良く患者さんに聞かれる質問です。

イメージとしては保険だと銀歯になるのが自費だと白くなるとか、被せ物の材質が良いものになるといった感じでしょうか。後は矯正とかインプラントとか、。
大部分の歯科医師の先生方もそう思われるかと思います。
確かにそういった違いを説明するのが一番分かりやすいかと。

私が考える保険と自費と違いは患者さんの見えない所にコストや時間がかけられるといったところが大きいと思います。
(あくまでこれは私の考えている事ですのであしからず、、。)

もちろん保険診療においてでもマイクロスコープ下での治療をおこなってますが、歯を削ったりする時も、より時間がかけられるので保険診療の時よりも0,1ミリ程のさらに精度を追求したものになります。
他にはうちの医院の場合は歯の型取りをする材料が全く違います。
個人トレーといった患者さんに専用の型取り用のトレーを作成し、シリコンという印象材を用いて型取りをします。
保険診療ではかなり低い治療費に設定されているのでどうしても個人トレーではなく、既成のトレーを用いて材料をシリコン印象材よりも安価な物にせざろうえません。。その中でも少し値段が高くてもできるだけいい材料を選択しているつもりではあるんですけどねふらふら

後は特に前歯の場合は審美的な要素が強いので最終的にセットする迄にはかなりの時間をかけて色々と試行錯誤を繰り返します。たとえば、仮歯の調整だけに軽く一時間以上をかける事も当たり前に行います。患者さんの納得のいくまで調整を繰り返し、何度も何度もチェックを繰り返して、、、精度や機能や審美を徹底的に追及してとことん時間をかけてやってます。

それだけの時間とコストをかけて見えない所で頑張って、、、治療が上手くいって患者さんが喜んでいただける時がこの仕事やっていてよかったと感じるときです。。わーい(嬉しい顔)

自費の治療というのはそういった見えない所のコストが治療費に反映されているものだと思っていただけたらと思います。


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2007年12月22日

治療中に寝てしまう方が多いです。

これはうちの医院の特徴でしょうか?治療中に寝てしまう患者さんが多いようです。
マイクロスコープを使って診療しているとちょっと治療時間が長くなるのも原因ですが、実は、開業に際して寝心地の良いユニットを選択しました眠い(睡眠)
それに、寝やすい雰囲気なんですかね。
基本的に一時間に一人くらいしか診ていませんので治療室は非常に静かですし、音楽は午前はクラシック、午後はジャズ。
午前中ですと桜台公園から鳥のさえずりが聞こえます。

まぁそれだけ患者さんはリラックスされているので、こちらとしても寝てしまうくらいの方が治療はやりやすいです。

寝ている間に歯科治療が終わるなんて最高じゃないですかわーい(嬉しい顔)

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ゆっくり、のんびりと

駅前等にあるような比較的大きな歯科医院で働いてユニット数台に患者並べて次から次ぎへ、、。

現状の保険制度ではそれはそれでありだと思うけれども実際に治療をしている私はとてもベストな精神的肉体的な状態で治療はできなかった。

歯科治療とはとても精度の要求される治療。
1ミリなんてエラーは全然話にならない。

そのような勤務状態では完璧な治療なんて私には到底不可能。



自分で開業したらもう一人一人の患者さんをゆっくりやりたいなぁ、、、
と思ってました。
顕微鏡もあるし、ゆっくり、のんびり、丁寧にやっとります。

いっぱい歯科医院があるんだから一つぐらい顕微鏡使ってこだわった診療する所があってもいいかなぁと思ってるんですけどね。
肉眼での診療と顕微鏡下での診療とでは5年後、10年後には大きく予後が違うだろうと信じて毎日治療してます。。
こんな事、保険診療ではまじめにやればやる程「赤字」になるんですけどねふらふら


でも、歯科医師が自分の歯を診療してもらうとしたら顕微鏡使ってラバーダム防湿して治療してもらいたいと思わないのかなぁ、、。




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2007年12月21日

初ブログ

ブログ等というものを始めようかと。
まぁ、色々とツラツラと書いていこうと思っとります。

開業して一年半たったなぁ、、。
相変わらず患者さんは少ないけれど、元々沢山の患者さんを診るつもりも無いし。
まぁ、マイクロスコープ下の診療てのにはちょうど良い。

マイクロスコープが日本の保険診療で普及するのは到底不可能だろうなぁ。
普及しても数パーセント程でしょうな。
なんせ本体価格が数百万円。
使いこなせるようになるには相当の訓練が必要。
日本の歯医者さんの大嫌いなラバーダム防湿なんてもんをしなければならない。
患者さん一人に対する治療時間も長くなるし。
マイクロスコープを使っているからといって保険診療で診療報酬が特別にある訳でもないし、、。
保険診療でマイクロスコープを使っている歯科医院があればそれはホント歯科医師の良心ですよ。偉いと思う。

うちの医院はもちろん保険診療でマイクロスコープ使ってますけど(苦笑)
正直こんなことしてて儲りません。
ただ、うちは家賃が安かったりと経費があまりかからないのでなんとか生きていけるって感じです。

でも、マイクロスコープで日々診療していると歯科治療の難しさってのがホントよく分かるんですよね。肉眼では見る事のできない色んなものが見えてくるので、、、見なきゃ良かったと後悔することも良くあります(笑)


おぉ、、しょっぱなからなんともまぁネガティブなブログだぁがく〜(落胆した顔)
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