大学を卒業して2年目から拡大視野で治療をしています。
サージテル(
http://www.surgitel.jp/)という拡大鏡を使っていまして、今も活躍しております。
僕の使っているのは2,15倍という倍率ものでして価格は20万程だったかな?
歯科ではまだまだこれからという物でしてあまり周りに使っているDrはいませんでした。
なにカッコつけてるんだとか、そんな物は年とって目が衰えてきてから使う物だとか、散々いわれまくってきましたが、、(苦笑)
歯科治療というのはどうしてもDrの腰が曲がり、かなり体に負担のかかる治療姿勢で、腰痛、肩こりが職業病というものでした。40代、50代くらいになると腰、首、肩のトラブルが出るのが当たり前。
拡大鏡を使う最大のメリットの一つは治療姿勢が良くなるということ。
卒業して数年で自分の治療姿勢が固まってしまうのでそれから治すとなると大変ですからね。それを考えて拡大鏡を導入したのでした。
これは患者さんにとってもメリットは大きいと思いますよ。
姿勢が楽だと術者のストレスが減るので集中力も高まりますし、拡大視野での治療ですから肉眼より精度の高い治療が出来ます。
この拡大鏡を使っていたおかげで顕微鏡になっても違和感無く導入できたと思います。基本的な治療姿勢はあまり変わらないので。。
顕微鏡のメリットは拡大鏡と違い拡大率が変化させる事が出来る(約3倍〜20倍程)のとライトの光が術野に直接あたるので陰の無い明るい術野で治療が出来るのが大きな違いです。ホント見える物が拡大鏡とはまるで違う。顕微鏡を導入することによって全く治療の概念が変わってしまいました(^^;)
日々の診療は拡大鏡と顕微鏡の二刀流でやってます(笑)
入れ歯の治療くらいでしか肉眼でやる事はないです。