2008年06月29日

CR充填について

僕はCR充填を普通の歯科院より多用しているかと思います(^^;)
ケースによっては抜髄歯にも応用してます。
臼歯部の隣接カリエス(2級)もバージンの場合は殆どCRでやってます。
この2級のカリエスの場合は保険での治療も出来るのですが、ラバーダムを使ったり手間と時間等コストがかかる(1時間ほど)ので当院では現在保険適用ではないCRを用いて自費診療で行ってます。

何と言ってもCR充填の一番の利点は歯を削る量が少ない事です。

接着のテクノロジー、コンポジットレジンの進化、治療技術、ラバーダムそしてマイクロスコープ下での精密な治療。これら全てを駆使すればCR充填もかなり良い治療方法だと僕は思ってます。

レジンは外れる割れる欠ける削れる等々言われていましたが、、、現在では確実な接着操作を行えばそう簡単に取れるものではありません。硬さもかなり改善されてますしちゃんと症例さえ吟味して使用すれば問題ないと思ってます。それに今後もテクノロジーが大きく進歩する可能性のある治療方法ですからね。いまCR充填して数年後にトラブルが生じてもまたやり直せば良いわけですし、、その時にはもっと良いCRと接着の材料が出ているはずです。そして何と言っても歯を削る量が少ないですからやり直しも殆ど歯を削らずに出来る。

2級のCR充填なんてよほどのテクニックがないとインレーにした方が遥かに良いと思います。マイクロスコープがなければ僕は出来る自信がありません。マイクロを使わなければ隣接面歯肉側のCRの適合状態を確認する事ができないからです。



posted by miro at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月26日

歯チャンネル

インターネットの普及で色んな情報を得る事が出来る時代になりました。
歯科の情報も検索すると「歯チャンネル(http://www.ha-channel-88.com/)」と言うサイトにヒットするかと思います。

登録料がタダだったもんでこのサイトの歯科医院検索にうちの医院を登録してます(^^;)

このサイトを不幸?!にも見てしまった人はぜひしっかり隅々まで「歯チャンネル」を読んでもらって治療に来ていただけると僕としてはラバーダムとかマイクロスコープとか日本の歯科医院では非常にマイナーなものを説明する必要もないのでやりやすいのですが、中途半端な状態だと逆に時間がかかる事もあります。

商売臭さの無い非常に良いサイトだと思います。。。でも、、結構患者さん側には分からない業界の本質をついた事もかいてあるので患者さんにとっては毒にも薬にもなります。
よく読み込まないと大変な事になりますよ(^^;)
よく読めば日本の歯科治療の現状が分かると思います。
歯科医院ジプシーにならないでくださいね。

一番大事なのは患者さんとDrとの信頼関係ですから。



うちの問診表に「歯チャンネルをみましたか?」て項目を加えようかな(笑)
posted by miro at 01:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月24日

ちょっと休憩

R0011216.JPG
posted by miro at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月23日

根管内異物除去

このところ根管内異物除去(リーマー、ファイル等の除去)のケースが非常に多い。
大体週に1回位の頻度かな。
でも、普通の歯科院ではこれは殆どありえないのでレセプトで引っかかってくるんじゃないかと危惧してるところです(^^;)

新規指導でもカルテに根管内異物除去のカルテがあったし、。
まぁ、ちゃんと術前術後のレントゲンとってるし、なんなら動画もアルよ。って証拠もあるから問題ないと思ってるんだけど。

根管内異物除去をマイクロ下&ラバーダムで行って点数は150点位だったかな??
こっちの収入はたったの1500円だよ。。
除去に1時間かかったとしたら時給1500円、。
それには人件費やら材料費、器材代等々かかるので保険なんかでやってたら赤字ですよ(苦笑)

ファイルの除去なんて出来るDrはおそらく1%も遥かに満たないですよ。
もうちょっと評価してくれても良いんじゃない??
だってこれで歯がのこせたら医療費の削減になるんじゃない??

レセプト請求する際に根管内異物除去はマイクロスコープ下で行う事と術前術後のレントゲンを撮影をして動画での記録をするという条件が当てはまればもっと点数あげてくれても??
と考えたりしてますが、、、絶対に無理だな、、、。


posted by miro at 00:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月22日

馬鹿な歯科医院

R0011105.JPG


うちの歯科医院の最大の特徴は保険でも自費でも(小児でも??)全てにマイクロスコープを使いまくってるってことでしょうか。そんな日本の歯科医療の常識から考えたらとてつもなく馬鹿あせあせ(飛び散る汗)なことしてるうちのような歯科医院は全国的にも珍しいかもexclamation&question

マイクロスコープ無しでの診療なんてもう出来ないふらふら
保険だろうがつかわないわけにはいきません。
まぁ、おかげで身体の一部となってしまいましたが手(パー)
それが出来るのもうちの医院の規模が小さいからです。

こんな馬鹿なスタイルで治療してると全然儲かりませんが(苦笑)
とりあえず今住んでるボロアパートから抜け出せるくらいには稼げるようになりたいもんです。

posted by miro at 00:50| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月20日

2級CR充填

マイクロスコープを使うようになってから僕が力を入れているCR充填の症例を一つ。

IMG_1876.jpg

どこに虫歯があるか分かりますか?

















0000000450_加藤 菜穂子_IntraOral_20080618154124.jpg

レントゲンで見ると→の部分に虫歯があるのが分かります。

(45の隣接にもカリエスがあるじゃないかぁ〜、、といったマニアックな突っ込みは却下)

この歯と歯の間に出来る虫歯は非常に多い虫歯で、20代〜30代に特に良く見られる虫歯の典型的なケースです。
レントゲンで見るとかなり大きな虫歯と分かりますが、これだけ大きい虫歯なのに、しみたり痛みがでたりといった自覚症状は全くありません。


IMG_1877.jpg

はい、先ずはラバーダム防湿です。



IMG_1881.jpg

虫歯を除去しました。
意外と大きいでしょ?
これだけ大きな虫歯ですが、自覚症状は全くありません。



IMG_1883.jpg

CR充填する為に隔壁を作りました。



IMG_1884.jpg

術後です。



基本的に保険診療では臼歯部の歯と歯の間の虫歯はアクセスが非常に難しいので虫歯を取った後は型取りして金属を被せる形になります。保険でも一応CR充填は出来るのですが、ちゃんとやるにはあまりにも難しいのと診療報酬が低すぎるのでやられる事は殆どありません、。
歯肉側の隔壁の適合状態が肉眼では確認できないし、下手をすると人工的な歯石を作ってしまいます。マイクロがないとこのようなCR充填は殆ど不可能な手技かと僕は思ってます。
posted by miro at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月18日

うぎゃ〜

勝手にクレジットカードが停止され、新しいカードになり色々と支払いの手続きしたつもりだったのにレンタルサーバーの支払い手続きが出来てなかったらしく、HPが停止されてしまってたふらふら

なんなんだぁちっ(怒った顔)


さっき気がついて、いま支払い手続きを完了。

復旧は明日の夕方以降になるそうな、、、。




なんだかこのところついてない、、車のパンクといいカードの不正使用といい小さな不幸が多いい、、。なんか良い事無いかな。
posted by miro at 03:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月17日

結局は、

結局治すのは患者の力なんだよなぁ、、。と、、しみじみ思います。
僕はホンのちょっと手助けしてるだけ。
原因となる物を取り除くだけであとは患者自身の力でみるみる回復してくる。

勘違いしちゃいかんよな。


posted by miro at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月13日

実はメチャクチャ緊張してます。

根充写真.jpg

根管治療の最終ステップ。根管充填が終わった後、薬がちゃんと根っこの尖端まで入っているかを確認する為のX線写真です。
このX線写真を撮るときが一番緊張します、、、(^^;

posted by miro at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月10日

なんとか終わった。

R0011193.JPG

とりあえず駐車場の工事がやっと終わりました(^^;
これでなんとか車2台がちゃんと止められるようになります。

今まではちょっと止めにくかったもんで、、、大変ご迷惑をおかけいたしました。

posted by miro at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月09日

変身その2

R0010251.JPG

この子も













R0011142.JPG

こうなりました
posted by miro at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月08日

医療??

保険の延長線上で考えてるようだと自費診療はうまく出来ないのかと思う。
ただ表面を白くすれば良いという問題ではない。
如何に口腔内で天然歯のように機能させるかが一番大事でそれが出来て初めて審美的なことをあれこれ考える事が出来る。時間と手間がかかる。表面的な治療では患者にとって不幸だ。

安くていい治療というのは正直難しい。
保険診療で安くて痛くなくて早くて誰から見ても完璧に治療が出来るDrがいるとすれば神の領域であると思う。そんな神様に僕はまだお目にかかった事が無い。

保険診療で早く短時間で治療が出来るような生まれながらの手先の器用さとマイクロスコープをつかわなくても根尖までみえる目を僕は持ち合わせてないので、ちゃんと治療をする為にはマイクロスコープでいちいち細部まで確認しながらやるしかない。時間と手間が非常にかかる。

治療時間はかかるがクオリティの高い治療が出来ればその後の再治療のリスクは減るのでそれくらいの手間や時間はかけた方が本質的な治療になるのではと思う。

歯というのは削ったら元に戻らない。延命処置のようなもんで一生のうちあまり手をつけない方が良いに決まっている。それを数年でまた再治療というのを当たり前に繰り返すような保険診療で良いのだろうか?

今年の4月の保険診療の改訂でラバーダム防湿の算定がなくなった。
今まで日本の歯科医師は何をしてきたのだろうかと思う。
むしろラバーダム防湿の点数を上げる主張をしなければいけないのでは?
根管治療の点数を上げる努力をしなければいけなかったのではないのか?
全ての歯科医師がラバーダム防湿を実践し、根管治療の治療成績を向上させ、厚生労働省に堂々と主張することをなぜしないのか?

それでインプラントが増えて、、それが医療なのかい?

なにかがおかしい。。。


posted by miro at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月07日

R0011154.JPG
今日は写真のみで^^;
posted by miro at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月06日

噛み合わせ

「中心位」それは神の領域なのか???????????
と思った一日でした。



トテモとてもトテモとてもトテモとてもマニアックなネタです(笑)



でもこれが歯科治療の核心なんだよなぁ、、。

哲学的な表現ですが、、、僕はこれについての疑問は分からない事が分かりました。



分かる人には分かります(爆)

posted by miro at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月05日

ファイルの除去 その2

主訴は下顎右側6のメタルコアの脱離です。
術前1.jpg
矢印の部分に何か白い物が見えます。

痛みは無いのですが、レントゲン像で根尖病巣がみられたので根管治療からやる事にしました。まずマイクロスコープ下にてガッタパーチャを除去しましたところ金属片らしきものが見えました。
ピクチャ 5.jpg

レントゲン像です
GP除去1.jpg

破折ファイルがあるのを確認して除去を開始。
比較的上の部分での破折だったようで5分程で容易に除去する事が出来ました。
、、、とはいうもののマイクロスコープが無ければ殆ど無理だと思います^^;

↓は除去後のマイクロのチャプチャとレントゲン写真です。
ピクチャ 4.jpg
除去後1.jpg


こんなのが入ってました。
IMG_1859.JPG
長さは4mm程です。

リーマーやファイルの破折というのはどんなに気をつけても起こってしまう(確率的には低いですが)偶発症です。感染がなければそのままの状態で推移する事が多いです。僕自身も破折させた事はあります。根管治療を経験している歯科医師の殆どが一度は破折させてしまった経験があると思います。破折させた事が無いと言う歯科医師がいたとすれば、全く臨床の経験が無いか、器具を折った事に気がつかないでいままで臨床をしてきたかのどちらかだと思います。

今回のケースは傷みなどの症状はなかったのですがレントゲン像で根尖部に透過像がみられこの破折ファイルが原因の可能性が考えられた事と、比較的ファイルの除去が難しくない症例と判断したので除去をしました。


posted by miro at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月04日

94円

P1010002_4.JPG
今から6〜7年程前に以前住んでいたマンションから撮った写真です。
94円、、こんな時代もあったんですよねぇ、、、。

posted by miro at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月03日

小児でマイクロ

小児の治療でたまにマイクロスコープを使ったりする事があります。
使ってもあまり意味はないんだけど。。あせあせ(飛び散る汗)

なんていうか、子供の興味を引く為に遊びで使ってたりします。
結構面白がってくれるので。

これはある意味もの凄く贅沢な治療かもひらめき

世界的にも小児でマイクロスコープなんて使わないと思います(笑)

posted by miro at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月02日

ラバーダムをはじめたきっかけ

僕がラバーダムを始めたきっかけは小児の治療でした。
以前に勤めていたところでは小児にはラバーをしていたのでそこで初めてラバーダムを使うようになりました。

最初は正直、成人の診療でもラバーなんて面倒くさいのに小児にそんなもん出来るわけがないと思っていたのですが、、、実際使ってみるとむしろ逆でした。
確かに小児はラバーをつけるまでは大変ですふらふら
しかし、つけてしまえば後の治療はスムーズにできます。「急がば回れ」です。
もしラバーダムをつけないでやるとすると小児は唾液が非常に多く、動くので頬粘膜、舌、唇なんかを傷つけてしまいます。そんな余計なことに気を使わなければいけません、。当然治療の質も下がります。

小児のラバーダムの装着に慣れると成人のラバーダムなんてもんはたいした事ではありません。おかげで成人の治療にも積極的にラバーダムを使うようになりました。








posted by miro at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2008年06月01日

やっぱりゴールド

先日、ある理由で数十年前に入れたゴールドのブリッジを除去する事になりまして、、。虫歯だった訳ではないんですけどね。
で、感じたのはマージンの適合がやっぱ違うんですなぁ。。。てしみじみ思いました。。保険での銀歯とは全然違います(^^;)

審美的な要求や材料の進歩で自費診療において臼歯部もメタルボンドやCRでの処置が非常に多くなったけど、やっぱりゴールドにはかないません。全然違いますわ。
審美的な要求が無ければゴールドでの治療を是非おすすめいたします。

posted by miro at 22:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記