ラバーダムをするというのは患者さんにとって肉体的に辛いことです。
アメリカのある超一流のエンドの専門医は一回の治療で根管充填までするそうです。
という事は患者さんが口をあけている時間は1時間どころではないという事です。
2時間?3時間??も!?
で、治療費は一本あたり数十万円だそうで

この根管治療の治療時間てのは僕がいつも悩む所です。。
ラバーダムをして寝てしまう患者さんもいれば、辛いと訴えられる患者さんもいます。
出来るだけ一回の治療時間を少なくとは思うのですが、どうしてもラバーダム&マイクロスコープを使った根管治療は一回の治療時間が30分〜1時間は最低限必要になってしまいます。
日本のとあるエンドの専門医は一回の治療時間を1時間から1時間半に治療時間を変更したそうです。そうする事によって根管充填までの治療回数が基本的に3〜4回から2回に減ったそうで、トータルで考えると治療時間は減るとの事です。
根管治療の原因となるのは感染ですから確かに治療回数が少ない方が感染のリスクというは減りますからメリットはあります。
私も1時間より1時間半の方が治療はやりやすいと思います。
マイクロスコープ下での根管治療の時は深い集中状態に入るので感覚的にはあっという間に時間が過ぎてしまいます。1時間は私にとってはあっと言う間なんです(^^;)
しかし、患者さんの肉体的な負担は1時間と1時間半とでは大きく違うかと思います。。。
ラバーダムをしての治療中、患者さんが眉間にシワを寄せたり、辛そうな表情をされるとなんとか出来るだけ早く終わらせたいと思うし、、かといって手を抜かないでちゃんと治療をしないと悪い結果となってしまう、、、。
少ない時間で回数を多くするか、長い時間で少ない回数で終わらすか、、、悩むところです。。。