CBCT(コーンビームCT)といいます。
CTとCBCTというのは実は仕組みが全然違うので歯科用のCBCTをCTと言ってしまうのにはちょっとおかしいんですよね。
とはいっても僕自身も最近この違いを知りました。
ちょっと歯科用CBCTに興味があったもんで最近ちょこっと勉強したりしてます。
でも、殆どの歯科医師はこの違いはあまり知らないと思います。
一番の大きな違いはCBCTは理論上CT値というものが出ないんですよね。CT値とは何ぞや?と言う事ですが、、ちょっと専門的なことなんで説明は省きますが、要はX線の測定の基準となる絶対値みたいなもんです。この絶対値があるとこれは骨なのか軟組織なのか術後どれくらい骨ができたとか客観的な評価ができるんですよね。
CBCTだと理論上相対的な評価しかできません。
だからといって歯科においては大きな問題にはならないので、CTと比べると構造上簡単で数億円もするCTを買わなくても遥かに安価(といっても1500万〜3000万程します

逆にCBCTは歯科用に特化しているので医科用のCTよりも精度は遥かに良かったりもします。
放射線の被爆量も遥かに少ないですし。
最新の歯科用CBCTでエンドやペリオの診断をするともの凄い威力を発揮するんではないかと思ってるんですが、、、。
どうも、CBCTはインプラントに傾倒しているようで、、、あまりこのような事をやっているDrがまだまだ少ないんですよね。
そんなめんどくさい事やるよりはせっかくCBCTがあるんだからインプラントにした方が治療費も遥かに高い。。。といった背景もあるようです。
僕としては歯科用CBCT&マイクロスコープを最大限活用する事で今迄考えられなかったような治療ができるのではないかと思ってます。。。
第一、こんな事今のアメリカじゃ絶対できないと思うし。