
と、、、、昨日と同じようなパターンで書き出してみました。
はただ先生ごめんなさい

今日は「歯根端切除術」という事についてちょろっと書いてみようかと思います。
歯根端切除術について先ずはここを読んでください。
http://www.ha-channel-88.com/jiten/sikonntannsetujo.html
要は通常の根管治療ではうまく治らなかった場合に外科的に直接悪い所にアプローチをするという方法です。
ただし、先程のリンクに書いてあった通りそれほど多くの歯科医院でこの方法はやられている訳ではないので根管治療がうまくいかなかった場合は抜歯となってしまう事があります。
というわけで、症例。

右上の第2小臼歯です。根管治療がうまくいかず、他院にて抜歯するしかないと言われたそうです。レントゲンを見ると歯の根っこの先に黒く根尖病変が写ってます。
他院での根管治療の途中でしたので、いきなりは歯根端切除術はできませんから通常の方法で根管治療を行い、根管充填までしてしばらく経過を見ていましたが、根尖の病変に変化がみられなかったので歯根端切除術を行う事にしました。

術中の写真です。
歯根端切除術で一番嫌なのは歯が破折をしているケースです。
オペをして破折しているのがわかるケースは結構あります。破折している場合は抜歯となることが多いです。
特にこの上顎の小臼歯は破折をする可能性が高い歯なので緊張します


術後、1年程経過した時のレントゲンです。
根尖に黒く写っていた病変は無くなって歯根の周りに骨が出来てます。
(術前のレントゲンと画質が違うのはレントゲンの器械を変えた為です)

歯科用CTの画像です。
歯科用CTの画像を見ても問題はありません。
なんとかこの歯は残す事が出来ました

抜いてインプラントにする前にこういった方法で残せる可能性もあるんです。
(実際私も何本か受けていますが・・・)
こういうふうに、残していただけると、自分も治療をがんばろうって前向きになれますよね