2016年03月01日

今日の根管治療「下顎7の難症例」

右下7の抜髄ケースです。

術前
C4のコピー.jpg

レントゲンが今のシステムと違うので画質がかなり悪いですが(^^;

下顎の7のケースではレントゲンで根が一つに見えるケースは要注意です。いわゆるC−shapeと言われる樋状根など複雑な根管形態になっていることが多いですね。

このケースではかなり根尖部付近で湾曲をしていたので根管形成が大変でした。こういうケースでは急がないで湾曲している部位を意識しながら丁寧に形成することが重要です。

術後
C2のコピー.jpg

術後6年経過後のレントゲン写真
CI7のコピー.jpg

問題なく経過してます。
難しいケースでしたが、こういう症例は歯科医師としてやりがいを感じます。
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2016年02月17日

今日の根管治療「インプラントしかないと言われたケース」

左上の前歯の根管治療です。

CI1のコピー.jpg

ブリッジになっている支台歯の前歯の根の尖端に膿の袋が出来ています。
他院でこれはインプラントしかないと言われたそうです。

正直、なんで抜いてインプラントしかないとか言うの????マジで?????と思いました。
歯根が割れているのなら抜歯はしょうがないよなぁ、、、て思いますが、明らかに割れているようではありませんでした。僕はこのレントゲンを見た瞬間にこのケースは根管治療をちゃんとやれば治ると思いましたし、根管治療をしても治らない場合は歯根端切除術の外科処置で残すことは可能だろうと思いました。

術後です。

CI16のコピー.jpg

まだ若干の透過像はありますが、かなり治癒してきています。既存のブリッジを除去しないで治療することができました。
もしこのケースを抜歯&インプラントをしたらどうなっていたでしょう??
ブリッジなのでブリッジを除去して2本のインプラントを入れなければいけませんし、審美的にもこのケースのような前歯のインプラント治療は非常に難しいです。費用も一体いくらかかるでしょう???相場からするとインプラント2本なので大体60万円〜100万円くらいかかるかと思います。

根管治療をしても予後不良で結局抜歯になる可能性もありますが、いきなりインプラントしかないと言うのはどうかと思います。

ちなみにこのケースは保険診療なので治療費は数千円です(^^;

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2016年02月02日

今日の根管治療「破折ファイル除去」

右下の6の破折ファイル除去です。
他院で根管治療をしていたそうですが、数ヶ月根管治療をしても良くならないので抜歯した方がいいと言われたそうで当院に来院されました。

スクリーンショット 2016-02-02 21.44.29のコピー.jpg

レントゲン写真を見ると近心根管に破折ファイルがあるのがわかります。


スクリーンショット 2016-02-02 21.44.32.jpg
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根管治療を開始し、開けてみると近心頬側根菅に破折ファイルがあるのがわかりました。
超音波ファイルを用いて破折ファイルを除去。3mm程のファイルが破折してました。

スクリーンショット 2016-02-02 21.44.53.jpg

根管充填後のレントゲンです。

週一回の来院で1ヶ月で根管充填まで行いました。術後も良好で抜歯を回避することができました。
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2016年01月26日

最小限のアクセス

中々、教科書通りの根管形成て臨床では滅多にないのですが、たまたま他院から歯周病のオペをするからということで便宜抜髄の依頼があり、抜髄することになりました。

左上6番の抜髄をすることになりました。
スクリーンショット 2016-01-26 16.44.53.jpg


ちゃんと解剖学的な根管の形態がわかっていてマイクロスコープで抜髄すると以下のように小さなアクセスだけでできます。
スクリーンショット 2016-01-26 16.44.55.jpg
スクリーンショット 2016-01-26 16.44.58.jpg

次にファイル試適のレントゲンです。
スクリーンショット 2016-01-26 16.45.00.jpg

このようにこれだけ少ない歯の切削量でも充分に根管にアクセスすることができます。


スクリーンショット 2016-01-26 16.45.01.jpg
スクリーンショット 2016-01-26 16.45.05.jpg

大事なのは近心根管の湾曲に注意してこの湾曲をなくすように形成することが大事です。
湾曲を取ることでファイルの破折のリスクも少なくなりますし、根管洗浄も充分に行うことができます。

根管充填後のレントゲンです。
スクリーンショット 2016-01-26 16.45.08.jpg
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2016年01月22日

今日の根管治療

ちょっと珍しいケースです。

スクリーンショット 2016-01-20 14.01.55.jpg

右上6の歯髄炎です。銀歯の下が虫歯になってました。


スクリーンショット 2016-01-20 14.07.20.jpg

この部分が虫歯になります。神経のあるところとにまで虫歯は達しています。


スクリーンショット 2016-01-20 14.07.44.jpg
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銀歯を除去し、虫歯を取り除いていくと神経のある根管まで到達しました。


スクリーンショット 2016-01-20 14.18.10.jpg

このケースでも、MB根の入り口のところで象牙質が大きく張り出していたので超音波チップを用いて除去していきます。


スクリーンショット 2016-01-20 14.18.46.jpg

除去をしてMB根管を形成していくと根尖のところで3つに分かれていました。


スクリーンショット 2016-01-20 14.19.02.jpg


スクリーンショット 2016-01-20 14.19.10.jpg

根管充填後のレントゲンです。3つに分かれているのがわかります。
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2016年01月21日

上顎6のMB2の形成その2

先日の続き。
これもよくあるケースですね。
スクリーンショット 2016-01-19 17.18.36.jpg

象牙質が大きく張り出してるケースです。この場合はこの象牙質を削除するとMB2が隠れていることが多いです。

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点線の部分で超音波チップを使って象牙質を除去していきます。

スクリーンショット 2016-01-19 17.18.41.jpg
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除去し、ファイルを挿入するとMB2を見つけることができました。
前回のケースと同じように形成していきます。

スクリーンショット 2016-01-19 17.18.47.jpg
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形成していくとMBと繋がっていました。このようなことも多いです。

スクリーンショット 2016-01-19 17.18.57.jpg

比較写真です。
ここでも大事なのは極力、分岐部側の歯質を削除しないようにすることです。
そのためには顕微鏡下で超音波チップを使って選択的に歯質を削除していくことが重要です。
こんなことは肉眼の治療ではまず無理です(^^;

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2016年01月20日

上顎6のMB2の形成その1

上顎第一大臼歯のMB2(第4根管)の出現率はだいたい6割くらいです。第2大臼歯になるとざっくり言うと半分くらいの割合ですが、根管形態に色々とバリエーションがあるので7の方がMB2の出現率が少ないから簡単だとは言えません。むしろ上顎7の方がはるかに難しい、、、。
スクリーンショット 2016-01-19 15.01.02.jpg

いわゆるMB2というのはこの表のType2,Type3になります。

スクリーンショット 2016-01-19 15.01.23.jpg

「症例」
開けて見るとこのように根管が見えてきました。まぁ、マイクロスコープで見るとこのように見えます。この画像を見たらすぐにMB2が見つかると思います。肉眼ではここまでは絶対に見えませんのでMB2がどこにあるかなんて見つけることは不可能に近いです。

スクリーンショット 2016-01-19 15.01.23のコピー.jpg

MB2はココですね。

スクリーンショット 2016-01-19 15.01.27.jpg

根管形成していきますとこのようになります。

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形成前と後の比較です。MB2から排膿してきてます。MB根を形成するときに注意してもらいたのですが、MB根の2根管は根分岐部側を極力削らないで近心側に歯質を落とすことが大事です。分岐部側の歯質はすごく薄いので安易に形成してしまうとあっという間にストリップパーフォレーションをしてしまいます。



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2016年01月19日

セミナーの講師

先日、「マイクロスコープ導入セミナー」で根管治療について講義と実習を担当させていただきました。

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10年のマイクロスコープの経験から、明日から導入してもすぐに治療に活かせるような内容を考えました。
参加者の先生方には好評だったようでホッとしております。
10年間の症例を振り返るいい機会になりました。人に教えるというのはいい勉強になりますね。
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2016年01月18日

今日の根管治療

大変遅くなりましたが。あけましておめでとうございますわーい(嬉しい顔)
本年もよろしくお願い致します。

今年最初のブログは根管治療から。

一年間、右下の奥歯の根管治療をしてて治らないとのことで来院されました。
スクリーンショット 2016-01-17 21.11.51.jpg

まず、レントゲンを見て思ったのが、根の形状が普通と違うよなぁ、、て。
近心にも問題がありますが、まぁ、ここはちゃんと普通に根管治療すれば治るかと思いました。

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おそらく主な原因はここの根にあるのではないかと。
で、これが何かというと、。

スクリーンショット 2016-01-17 21.12.21.jpg

同じ様な歯の模型がたまたま手元にあったので撮ってみました。これは遠心方向から見た模型です。
左側の根が少し外に飛び出して湾曲してるのがわかるかと思います。
こういった遠心舌側根はモンゴロイドに多いと言われてます。
最初のレントゲンを見たときにこの模型のような根管があるとわかったので、おそらくこの曲った根管にパーフォレーションがあるのではないかと思い、根管治療を開始しました。

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レントゲンと同じ方向から見るとこうなります。

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後ろに隠れているのが遠心舌側根です。

スクリーンショット 2016-01-17 21.13.13.jpg

問題の根管を開けてみると、何やら金属片らしきものが2つ確認できました。
破折ファイルが何と2本もあったのです。

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二本とも除去。
除去後に根管を見てみると、。

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パーフォレーションしている部分と本来の根管が見えてきました。
ここまで出来れば後はパーフォレーションの部分はMTAでリペアし、本来の根管は通常通りの治療をちゃんとやれば治ります。

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根管充填後

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術前、術後の比較写真。
治っているのがわかるかと思います。
一年間治療していたのが2ヶ月ほどで治りました。

今回のケースのような遠心舌側根はかなり湾曲しているので解剖学的な知識を知らないとパーフォレーションをしてしまったり、ファイルを破折させてしまったりします。CTを撮らなくてもこのことを知っていたらレントゲンだけで判断できますし、一年間も治療することはなかったかもしれません。

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2015年10月06日

九十九里トライアスロン、ホリエモンに負ける

9月26日に開催された「九十九里トライアスロン2015」に出場しておりまして、ランで撃沈でしたが、結果は無事に完走。

リザルトはこちらに載ってます。

僕の順位は1367人中743位。詳細を見るとスイムが0:35:18で708位、バイク1:22:19で182位、バイク終了時点では1:57:37で319位、ランが1:06:05で1232位、トータル3:03:42で743位でありました。バイクが異常に速く、ランが異常に遅いのが一目瞭然であります(笑)横浜トライアスロンの時よりランは10分以上も遅い…。バイク終了してから足が痛いわけではないのに全く足が動かず、、体調も崩れてこんなタイムに…。
今後はランが課題ですなぁ…。

それにしても後から気がついたのですが、
ホリエモン(堀江貴文氏)が同じウェーブで出場していたということ。
彼は540位でなんとバイクが55位という速さ!負けました〜(^_^;)

これで今年はトライアスロンは終わり。12月の湘南国際マラソンに向けてランを頑張ります!

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